2021.2月号vol.58

歯の神経を取らない治療のために

当院では、歯の根の治療で「MTAセメント」という材料を使用する場合があります。

MTAセメントは、強アルカリ性(pH12)の高い殺菌作用があります。

通常は、歯の神経の近くにあるむし歯菌を取る場合は、むし歯菌と一緒に歯の神経も取ることになりますが、MTAセメントの高い殺菌効果によって、神経を取らずに治療することが可能になります。

また、MTAセメントは人体に馴染みやすい性質のため、異物として認識されないので、しっかり封鎖し細菌の侵入を防ぐ効果もあります。

歯の根の治療では、むし歯菌に感染してしまった部位を正確に取り除くことと、細菌の侵入を防ぐための封鎖がとても重要になります。

歯の根には、神経とともにたくさんの血管が通っています。

血流に乗って歯に栄養が届き、強い歯を形成することに繋がっていますが、歯の神経を取り除いていまうと、歯に栄養は届かなくなり、脆く弱い歯になってしまいます。

MTAセメントを使用すれば全ての歯を守れる訳ではありませんが、当院は、その1本の歯を守るための最善の歯科医療を目指しています。

副院長 尾崎槙一

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